学校法人 鈴蘭幼稚園

トップ > 鈴蘭幼稚園って? > 前月までの園長のことば

前月までの園長のことば

すずらんの花2016年度
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月

2015年度の園長の言葉 »2014年度の園長の言葉 »
2013年度の園長の言葉 »2012年度の園長の言葉 »2011年度の園長の言葉 »
2010年度の園長の言葉 »2009年度の園長の言葉 »2008年度の園長の言葉 »


3月「希望」

今年度最後のすずらんだよりとなりました。一年を振り返ってみると、しみじみ子どもたちの成長を感じます。一年近く前の、進級、入園間もない春の姿からすると、心も体も本当に大きくたくましくなりました。

明らかに迎える別れの場面を感じつつ、次のスタートを楽しみに待ちわびる様子もあり、不安と期待の中でも、特にいちょうさんは、幼稚園生活も残すところ何日というカウントダウンに入り、就学という大きなスタートを前に、そのことを受けとめつつ一日一日を大切に過ごしています。お互いを認め合って思いやりと感謝の中で過ごしています。ともに過ごしてきた仲間を、かけがえのない存在であると感じています。そこにあらためて、一年を振り返る時期が来ていることを実感させられます。その時を、大切に丁寧に和やかに見守っていきたいものです。子どもたちが、安心と希望をもって歩みを進めることができますようにと心より願います。

「希望はわたしたちを欺くことがありません」(新約聖書:ローマの信徒への手紙5章5節)そうです。私たちには、希望があります。暗闇の中にあっても、希望の光がきっと照らしてくれます。神さまのあふれる愛がなせる業です。神さまのお守りの中で、大きくなったことを喜び、成長させてくださる神さまに謙虚に感謝しつつ、今年度の残りの日々を大切に過ごしましょう。その歩みが、きっと新しい年の希望へとつながるはずです。

いちょうさん、あなたたちは光の子です。一人ひとり自ら世の光となって、卒園してからも、周りを照らす光の子でいてください。お祈りしています。

 

↑ PAGE TOP

 

2月「信頼」

ついこの前新年を迎えたと思ったら、三学期も2月に入ろうとしています。一番寒い時期ですね。でも、子どもたちは元気です。寒さなどものともせずに、元気に活動しています。同じ冬でも、冬支度をし始めてこれから向かおうという時期とは違った、春へ向けた息吹を感じます。厳寒の中でも、神さまに守られているいのちがあることを思わされます。

この時期になると、それぞれの年次で、友だち同士のかかわりや、仲間と一緒にする遊びが充実してきます。遊びも、継続性が出てきて繰り返し取り組み、それによって幅や深みが増していきます。繰り返すことで子どもなりに納得し、偶然成功したときの感覚がコツとなり、満足感や達成感とともにずっと残る力となっていきます。

2月の主題聖句は、「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます」(新約聖書:コリントの信徒への手紙二4章18節)です。これは、2011年度のキ保連年主題聖句で、年主題は、信じる――見えないものに目を注ぐ――でした。2011年は、3月に東日本大震災が起き、目に見えるものの悲惨な光景は、今も胸に刺さります。その一方、それから間もなく6年が経過する中で、目に見えないもの(愛、思いやり、まごころ、互助など)の計り知れない力を感じてきました。パウロは、この言葉のあと、「見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するから」と語っています。

子どもたちは、相手のことも自分のことも、好きなこと、得意なこと、性格、特徴をよく知っていて、それによってともに居ることができ、ともに居られることで安心につながります。安心は信頼を育てます。また、信じられるということは、安心していられるからです。信頼もまた、目には見えません。が、私たちの内に、永遠に存続すると信じています。子どもたちともおうちの方とも保育者とも、信頼し合えることの尊さを大切にしたいものです。

 

↑ PAGE TOP

 

1月「協同」

私たちは、神さまからたくさんの賜物をいただいています。そして、それぞれの持っている力を互いに認め合い、活かし合うことができるようになっていきます。特に、長く園生活を経験している子どもたちは、一人ひとり自分の好きなこと、得意なことを知っていて、その力を自分のためだけでなく、友だちのために発揮しようとかかわっていきます。鈴蘭幼稚園は、日常がすでに年齢を超えてのかかわりが多く持たれていますが、これからの時期は、一年の中でもますますそのようなかかわりが増えてくる時期です。友だちの思いや考えに気づき、心動かされ、それを受け入れ、動き出す姿を見守りたいものです。

この冬の時期、お正月ならではの伝統遊びを通して、いろいろ試してみては失敗を繰り返すうちに、成功が確立されていきます。そこから、自信が培われ、遊びの深まりが変化していくことも楽しんでいきたいと思います。ひとりでは成り立たない遊びの中で、お互いの違いを認めつつ、共に力と心を合わせて助け合って事に当たる――協同――の精神を大切に。同じ人はひとりもいません。みんな違ってすてきです。そこに気づき合うことが、他からも尊重されている自分と向き合うことになり、自己肯定につながっていくのです。

ご家庭で迎えるクリスマスやお正月。冬休みになります。しばし園生活を離れた子どもたちが、おうちの方々と豊かで穏やかなときを過ごし、優しい気持ちで、安心の中で、新しい年を迎えることができますようお祈りいたします。幼稚園は今、課題も多く困難な時代かもしれません。その中にあって、神さまの御心が何であるかー、この自分にどんな使命をお与えなのかー、年が明けてからも、クリスマスを通して出会った救い主イエスさまのことを伝え続けながら、懸命に丁寧に模索していきたいと思います。すてきなクリスマス、よいお年をお迎えください。

 

↑ PAGE TOP

 

12月「喜び」

うれしい季節がやってきました。すべての人が喜びや幸せを感じてほしいこの季節、子どもたちもまた本当のクリスマスの意味を知り、喜び、そしてみんなでともに祝います。神さまは、私たちのために愛をもって大切な独り子イエス・キリストをお与えくださいました。その誕生がクリスマスです。おさなごイエスさまは、小さな“ともしび”として世の中を照らし、平和をもたらし、一人ひとり誰もが神さまから愛されている大切な存在であるがゆえに、クリスマスが誰もが一人ぼっちではないということを知るときとしてくださいました。そのことを子どもたちは素直に感じ、お友だちや家族、まわりのいろいろな人のことを思い、社会や世界の出来事にも目を向け、そこから自分にできることを考えます。大切な役割を見出して表現しようとしている姿に寄り添いながら、尊重してゆったりとした心持で、ご一緒に見守っていきましょう。

クリスマスは毎年やって来ますが同じではありません。一回一回のその年のクリスマスを、子どもたちと共に大切に迎えたいと思います。おうちの方々とも、心合わせてクリスマス礼拝が守れますよう願っています。今月の主題聖句は、「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」(新約聖書:ルカによる福音書1章28節)です。これは、天使ガブリエルが、マリアにイエスさまを身ごもったことを告げたときの言葉ですが、私たちにはいつも神さまが共にいてくださる恵みがあり、その神さまを信頼するとき、小さき私たちでも神さまの御用に用いてくださる恵みがあるとも読むことができます。喜びにあふれるクリスマスをー。

11月の2週目には、持ち寄られた秋の豊かな恵みとともに、感謝祭礼拝を守りました。その恵みを、心と手を動かして調理し、みんなが感謝しながら温かな食卓を囲みました。鈴蘭が大切にしている“感謝する気持ち”がこもったおにぎり献金。おささげいただいた“私たちにできることをー”の思いは、49,389円になりました。子どもたちとおうちの方々の祈りに合わせて、いきる形で用いたいと思います。後日ご報告いたします。ありがとうございました。

 

↑ PAGE TOP

 

11月「共感」

今月の主題聖句は、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(新約聖書:ローマの信徒への手紙12章15節)です。よく、感情を共有したとき、喜びは倍になり、悲しみは半減すると言われます。英語では、When shared, joy is doubled and sorrow is halved. これはまさに、今月の保育主題「共感」ではないでしょうか。

世界で最初の幼稚園を創立したフレーベルが『遊戯』について述べている中で、「力いっぱいに、また自発的に、黙々と、忍耐づよく、身体が疲れきるまで根気よく遊ぶ子どもは、また必ずや逞しい、寡黙な、忍耐づよい、他人の幸福と自分の幸福のために、献身的に尽くすような人間になる」とあります。鈴蘭幼稚園が一番大切にしている「遊び」の中に、これからの生きるための「根っこ」を培う要素が詰まっていることが、世界に幼稚園が発足した時代から、大切に受け継がれてきたことに、喜びとあらためて襟を正す思いを持つものです。

先程の聖句の後の18節には、「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」と続きます。子どもが遊び込めること(の平穏)、共感し合えること(の喜び)、平和に暮らすこと(の意義)が、決して別々のものではなく、小さな一つひとつでも神さまのもとつながりを持ち、大きな愛と平和の世界に広がっていく。そう思える希望が私たちにはあります。そしてそれが、歩みを進める勇気となります。

豊かな秋の実りを神さまに感謝し、秋の自然物を介して季節を感じ、そこにさまざまな人の働きを通してもたらされるたくさんの恵みがあることを実感し、そのたくさんの思いを共感し合える仲間がいて、「神さまに愛される者」として平等であることに安心して委ねながら、深まりゆく秋を一日一日丁寧に過ごしたいものです。

 

↑ PAGE TOP

 

10月「試行錯誤」

子どもたちがめきめきと成長していく豊かな季節――「実りの秋」がやってきます。やっと涼しくなってきた秋空のもと、子どもたちの体を動かす挑戦にはさらに熱が入ってきました。子どもたちの日々は、まさに試行錯誤の連続です。挑戦すること、試してみることは、勇気が要ります。今まで培ってきた信頼関係のもと、見ていてくれる目がある、いざというときに頼れる存在がある、その安心感があって、試みと失敗を繰り返しながら、さまざまなことを成し遂げていきます。その達成感は次にやることへの大きな原動力となり、生きる力となるのです。できたこと(結果)もともに喜びたたえ、またその結果の評価のみにとどまらず、至るまでのプロセス(過程)の中で育まれた、目には見えない心の成長も見逃さずに、大いにほめてあげたいものです。

神さまは、私たちに、立派になれとは言われません。そのままで、「地の塩、世の光」だと言ってくださいます(新約聖書/マタイによる福音書5章13、14節)。私たちを丸ごと肯定し、丸ごと受け入れてくださる神さま。その神さまがくださっている力を出し合い、子どもたち、おうちの方たち、保育者それぞれのつながりの中で、試行錯誤も重ねながら、ともに取り組んでいきたいと思います。

いろいろなことが計画されている10月。子どもたちも、たくさんの経験をしていきます。体とともに心も動きます。なかなか難しいかもしれませんが、「比べず、急かさず、焦らず」を実践していきましょう。子どもを信じて、「待つ」勇気を持ちましょう。自然が豊かに変化し色づいていく季節。生活をも豊かにしてくれる季節の移り変わりの中で、さまざまな実りを神さまに感謝しつつ、祈り、愛をもって、子どもたち一人ひとりの心の成長を支えていきましょう。

 

↑ PAGE TOP

 

9月「躍動」

ひと月ほどの夏休み、寂しいくらいに静かだった幼稚園に、また子どもたちの元気な嬉しい声が戻ってきました。二学期です。子どもたちやおうちの方たち、どんな夏休みを過ごされましたか。いつもの園生活では経験できないことに心を動かす場面や、懐かしい久しぶりの方々に会う機会も、多かったのではないでしょうか。

今年はオリンピック・イヤー。先日、南米大陸で初開催となったブラジル/リオデジャネイロでのオリンピックが閉幕しました。計り知れない努力を惜しまずに歩んできた一流のアスリートたち。体の隅々まで躍動していました。同時に、そのアスリートたちが真剣に取り組む姿、活躍する姿に、私の心も躍動しました。何度も、感涙しました。子どもたちの中にも、そんな感動に出会った子がたくさんいたでしょう。その心の躍動感は、きっとこれからの財産となるはずです。今回のオリンピックのテーマである「多様性を認め合う」――まさにわが園が大切にしていることです。9月8日からは、パラリンピックが始まります。人種、言語、地域だけでなく、障がいも多様性のひとつ、個性のひとつとして真摯に向き合い、心からのエールを送りたいと思います。観戦が楽しみです。

キ保誌に掲げられる「月のねがい」。9月のねがいの中のひとつ、「平和を考え、願い、共に祈り、平和に過ごす」。主題聖句は、「平和な人には未来がある」(旧約聖書/詩編37編37節)で、前半部分は、「無垢であろうと努め、まっすぐに見ようとせよ」です。解説者は、聖書の教えは、「平和な人」になるためには「無垢でまっすぐな視線」が必要であると説き、子どもたちの「無垢でまっすぐな視線」を大切に育むことが、平和への貢献であると綴っています。

過ぐる夏休みに、ウッドデッキの補修工事をしました。雨ざらしのために土台が腐り、板がはね上がってしまった部分を張り替え、ウッドデッキ全体の角を面取りし、ささくれを滑らかにしたうえで、有害化学物質を含まないペンキを塗りました。環境面・安全面でも、子どもたちが安心して思い切り遊ぶことができ、無垢な心、躍動する体が健全に育まれるよう、これからも気配りし努めたいと思います。

 

↑ PAGE TOP

 

8月「団欒」

今年も8月がやってきます。戦争により長く続いた貧困、飢餓、恐怖。容赦ない空襲、爆撃。末の原爆投下、終戦という、忘れられない、忘れてはいけない出来事があった月です。戦争を知らない世代も、その悲惨さを心に刻み、決して繰り返してはならない。そのためには、語り継がれるべきです。過日、日本では参議院選挙がありました。自公連立与党が過半数を占め、改憲に拍車がかかってしまうことを憂いています。世界に誇れる平和憲法を持つ日本を、戦争のできる国へと変えてしまってはいけないのです。憂うあまり、冒頭から、辛く厳しいメッセージになってしまいました。

“平和をともに”のキリスト教保育年主題を心に留め、今年も一年を通して『平和』への思いが祈りの中にあります。子どもたちとも、平和を願う礼拝を守っています。8月の聖句は、まさに「平和を実現する人々は、幸いである。」(マタイによる福音書5章9節)です。平和を願わない人がいるでしょうか。もし、心がサタンの誘惑に負けてしまいそうになった時、敢然とすぐに拒むことができなくても、しばし考える時を持ちましょう。平和をつくる側になる、それがたとえ小さきものからの声であっても、たくさんの熱い想いは必ず届けられると信じます。

さて、団欒と聞いて、どのような状況を思い浮かべますか。私は、家族がテーブルを囲んで談笑している様子が浮かびます。団欒には、「まるいもの」という意味がありました。それにしても、団欒・・・、何か遠い響きになってしまったように感じるのは、私だけでしょうか。最近あまり聞かれなくなったような気がします。それだけ、家庭での団欒が持ちにくくなっているのでしょうか。もうすぐ夏休みに入ります。今年はたっぷりひと月あります。一家団欒。子どもたちの笑顔が輝くのにも、「家」「家庭」がベースなのです。家庭が穏やかで健やかでありますようにー。

お休みのいろいろな計画もあり、楽しみながら新しい経験ができる時でもあります。一方で、日常の、当たり前のようで実はとても尊いそこにある平安を、ご家族で感じて大切に過ごしてみてください。こんな生きにくい時代、殺伐とした世相だからこそー。また二学期、子どもたちの笑顔とともに、おうちの方たちも笑顔で元気にお会いましょう。

 

↑ PAGE TOP

 

7月「探究」

7月の主題聖句は、「探しなさい。そうすれば、見つかる。」(マタイによる福音書7章7節)です。身近にあるはずの物が見当たらないという経験はよくあります。そういったいわゆる探し物おとは別に、私たちには、全身全霊をあげて探さなければならないものがあるといいます。また、キリスト教信仰の一側面として、「あきらめないで探し続ける」という姿勢があげられるといいます。この、探し求める――「探求」と、もうひとつの「探究」。今月の保育主題です。真相・意義・本質をさぐって深く考え、明らかにする、見きわめようとすることです。

入園、進級で迎えた一学期も、早いもので終わりの月となりました。通園のリズムが生活となり、身についてきて、日々の処し方に精一杯だった子どもたちにもゆとりができ、一学期初めの頃とは違った姿がたくさん見られます。子どもの成長は目を見張るものがあります。好きな遊びに没頭できるようにもなりました。たくさんの育ちの要素がつまったその遊びの中にも、探究があります。最近、ふと動きを止めて考え込む姿が子どもたちに見られます。何かを見きわめようとするかのよう。探究心も、確かに育っているようです。

先月27日のことになりますが、米大統領オバマさんが、現職大統領としては初めて被爆地広島を訪問しました。国内(特に被爆地)では、多岐な思いがあることでしょう。賛辞も多くあれば、物足りなさに不満の声も聞かれました。それでも私は、原爆投下国アメリカの現職大統領の被爆地訪問は、大きな意味を持つ出来事だったと思うのです。そして、決して、この訪問が実現して終わりではなく、まさに文字通り、ここからが真の平和への第一歩だと胸に刻むべきです。世界の平和を切に祈ります。「平和をともに」と願います。

今年は、まだ6月なのにーと思ってしまうほど、早く暑くなりました。日々や朝晩の気温差も大きかったですね。国内外の異常気象は気にかかりますが、この自然界をお造りになりお与えくださる神さまに感謝しつつ、暑さに留意しながら、夏に合った生活を送りましょう。

 

↑ PAGE TOP

 

6月「関心」

木々や草花の色が濃くなってきました。少し前まで裸だった木々、園庭の大榎にも藤棚にも、見る見るたっぷりと葉が茂りました。野ばらも白く可憐な花をたくさんつけ、花の香にミツバチが集まっています。四季のある日本で、こうしたすばらしい自然に、季節の移り変わりに触れるとき、『いのち』を与え生かしてくださる創り主神さまに、心からの賛美と感謝とを捧げたくなります。これからも、自然の不思議さに目を向けていきたいと思います。

4月の“安心”、5月の“気づき”に、重なりつながる6月の“関心”。なるほど、自分の居場所が見つかり安心して過ごせる環境ができ、その中でいろいろな事柄に目を向けられるようになり、気づくことが増えていきます。そして、関心のある事や物が鮮明に浮びあがってきます。より深く心を動かしていくプロセスがそこにはあります。子どもたちの眼差しは、真剣さに満ちていて、大人が見向きもしなくなってしまったような事や物が、すばらしい宝物なのです。私たち大人も、子どもたちのような美しさを感じるみずみずしい心を持ち続けることができます。その感性を諦めることなく、子どもの思いに関心を寄せる存在になりたいものです。

6月の主題聖句は、「見よ、それは極めて良かった。」(旧約聖書:創世記1章31節)です。神さまが、天地創造の折、地球上にある被造物をご覧になって言われた言葉です。そう、神さまは、私たち人間も、この地球上に生きるすべての生き物もお造りになりました。そして、極めて良かったと言われたのです。なんと祝福された心強い言葉ではないでしょうか。そこに、私たちを愛し続けてくださる、神さまの大きな御旨を感じます。

神さまの御旨がかなうことを願い、すべての被造物と“平和をともに”生きられる世が、きっと来ますようにと祈り続けるものでありたいと思います。こうして、なにより子どもたちとともに平安に過ごせることが、本当は当たり前ではなく、とても幸せなことだと心に刻みながらー。

 

↑ PAGE TOP

 

5月「気づき」

この鈴蘭幼稚園を通じて、初めて神さまやイエスさまの存在を知った子どもたちやおうちの方たちもいらっしゃいますね。5月の聖句(聖書のみ言葉)は、「神は愛です。」それは、神さまは私たちのことが大好きで大切に思い見守ってくださっていると言い換えることができるようです。神さまから愛され、守られていることを知った子どもたちは、礼拝や日々の祈りを通して、そのことを実感していきます。子どもたち一人ひとりが「愛された」という経験を持つことは、安心や信頼へとつながり、人とのコミュニケーションやかかわりにも大きな影響力を持ちます。

先日、ホームページに「春です!」のニュースをアップしました(記者:塩原香先生)。姫りんごの花、満開のチューリップ、アリの巣、だんごむし・・春本番。子どもたちは少しずつ新しい環境やポジションに慣れ、さわやかな風の中で遊びに没頭できる子も増えてきました。子どもたちは生き生きと動き出しています。園庭に飛び出して行っては、いろいろなものに気づき、出会い、感じ、喜んでいます。自然の豊かさ、生きて育っていく命に触れることは、どれだけ自らの情緒をも豊かにしていくことでしょう。

もうすぐ迎える連休で、4月の緊張をほっと解いて気分転換、また新たな力を養い迎える5月。ますます活動しやすくなる時期。「動」の活動とともに、「静」ともいえる礼拝も始まります。さんびかを歌い、聖書に聞き、祈り合うじっくりとしたときもまた、ともに過ごしたいと思います。ゆったりと流れる時間、豊かな交わり、おおらかでしなやかな雰囲気、なにより、子どもの自主的自発的な思いが尊重され受け入れられて、安心してのびやかに過ごすことができる環境。これらがいつも在る園でありたい。気持ちのよい薫風の季節、祈りを新たにしています。

国内外での大きな地震災害に、胸が痛みます。悲しみ苦しみの中にある方々、困難や不安の中にある方々、心よりお見舞い申しあげます。どうぞ神さまがともにいてくださって、お守りとお慰めがありますようお祈りいたします。

 

↑ PAGE TOP

 

4月「安心」

新しい年度が動きだしました。今年も厳しい寒さが続きましたが、日中の陽ざしに力強さと暖かさが増し、ここ数日で一気に春がやってきました。日も長くなってきました。園庭の裸だった枝にも、春の色づきが嬉しいこの頃です。

たんぽぽさんからすみれさんへ、すみれさんからいちょうさんへ、ひとつずつ歩みを進めるすずらんの子どもたち。慣れた土地やお友だちとの別れを受けとめ、ここすずらんで新しい生活を始める子どもたち。そして、初めてお母さんお父さんの手を離し、勇気を持って未知の世界へとふみ出す新入園の子どもたち。そんな子どもたちに、未来への希望を見出します。子どもたちの輝きが未来を照らしてくれます。子どもたちは、希望の光です。

今年度のキリスト教保育の年主題は、“『平和』をつくる”。平和でありたいと、私たちは切に願います。その私たちが、平和を発信する側として、小さきものではありながら、この2015年度、何ができるのか考察していきたいと思います。

月のねがいとして掲げられる月主題、4月は“だいじょうぶ”です。私の座右の銘とでも言いましょうか、それは「とにかく笑顔」、そして「だいじょうぶ」です。そう、大丈夫なのです。神さまがいてくださる。前に向かう勇気があればどんな状況にも立ち向かえる。強く立ちましょう。

新旧が入れ替わるこの時期、神さまによって新しくされる私たちは、今までと違う環境に出会い、昂揚感や意気込みとともに緊張感や不安感も併せ持っています。それらを感じられることも神さまのくださった能力と受けとめ、一人ひとりかけがえのない存在として、生を受けたことを喜ばれ、自分の居場所を見出して過ごせるよう、ゆったりとした気持ちで寄り添いたいと思います。

比べず、急かさず、焦らずです。親の笑顔に、子どもたちは間違いなく安心します。子どもたちが、「光の子」としてのびやかに過ごせるよう心から祈りつつ、これからもともに歩みましょう。

神さまがお与えくださる月の保育主題に、耳を傾け想いを寄せ、感じたことを発信してまいります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

↑ PAGE TOP