学校法人 鈴蘭幼稚園

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鈴蘭幼稚園って?

すずらんだよりより

すずらんの花11月主題「感謝しつつ」

朝晩と日中の気温差が広がり、秋の深まりを感じられる今日この頃。天候が心配される中大成功に終わった運動会のあとも、リレー遊びや大縄、鉄棒、竹ぽっくりなど、子どもたちは楽しみながら運動遊びに取り組んでいます。

運動会を終えて、クラスのお友だちとの関係がぐっと深まったすみれさん。「お友だちと一緒に遊びたい!」そんな気持ちも強くなり、お互いに声を掛け合って遊ぶ約束を交わす姿が見られています。ある日、積み木でおうちごっこをしていたお友だちに、一人の女の子が「入れて」と声を掛けていました。「いいよ」と受け入れてもらい、中に入って一緒に遊びだすものの…「そこの積み木は使っているから動かしちゃだめだよ」「ここは○○くんのベッドだから、入れないよ」途中から遊びに入ったこともあり、なかなか自分の思うように遊びこむことができません。もどかしくて、悲しくて、女の子の目から涙がこぼれました。すると、そこに一人の男の子がやってきて、「どうしたの、大丈夫?」と優しく声を掛けてくれました。涙が止まらない様子を見て、「ちょっと待ってて」と男の子。急ぎ足で取りにいったものは、女の子のタオルと水筒でした。「はい、これで涙拭いて。お茶を飲んだら落ち着くよ」男の子の優しい言葉の通りに、女の子はタオルでそっと涙を拭き、お茶を飲み始めます。男の子は、女の子の涙が止まるまでその場にとどまり、自分の作った制作物を見せながら楽しいお話を聞かせてくれました。そうしているうちに、女の子の涙はいつの間にか止まっていました。

後日、その女の子がこんなことを呟いていました。「悲しくて涙が出たとき、○○くんがお茶とか水筒とかを持ってきてくれて、優しくしてくれて、すごく嬉しかったんだ~!」「あのときはありがとうね」そう声を掛けられた男の子は、少し恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに笑っていました。喜んだり、悲しんだり、怒ったり…園生活の中で、様々な思いを巡らせている子どもたち。ときには自分の心模様に戸惑うこともあるかもしれません。それでも、気持ちが落ち着くまで寄り添ってもらったり、どうすれば良いか解決方法を一緒に考えてもらったり…誰かに支えられて、乗り越えていきます。

11月6日には感謝祭礼拝が予定されています。私たちはいつも誰に支えられているのかな。どんなときに「ありがとう」という気持ちが生まれるのかな…子どもたちと一緒に考えながら、穏やかな時間を過ごしていきたいです。

11月保育主題
文責 中川
前月までの保育主題 »

 

森(制作)の部屋、今日は何を作ろうかな?ウッドデッキで

沿革

開園時(80年前)の木製椅子1922年(大正11年)カナダミッションにより開園
初代園長:エドワード.C.ヘニガー
1941年(昭和16年)日本キリスト教団松本教会に移管
1968年(昭和43年)学校法人鈴蘭幼稚園となる
2000年(平成12年)創立80周年記念ホール完成
2006年(平成18年)新園舎完成 からまつなどの県産材を使用した木造 "松本の風土と歴史的環境に調和した"ものとして松本市都市景観賞受賞

 

教育理念

鈴蘭幼稚園では、キリスト教精神に基づき、神さまの愛のもとに一人ひとりがかけがえのない存在として生かされ、恵みの中にあることを感じ、感謝して過ごしています。
自分自身を大切にすると同時に他の人を大切にし、愛されると同時に愛し認め合うことを伝えます。
すべての子どもたちが、神さまから備えられた個性と創造性と可能性が豊かにあることを愛を持って受けとめ、ゆったりとした時の流れの中で遊びを重んじ、遊びを通して"生きる力"を育みます

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教育目標

自分で考え、自分から進んで行動できる子ども。
次のように保育目標を考えています。

  • 神さまの愛に気づき、喜びと感謝を持って過ごす子ども
  • 遊びの中で健康な体を育み、豊かな感性を培う子ども
  • 身近な事柄に興味関心を持ち、追求していく子ども
  • 友だちと思いを伝え合い、楽しく生活を創造する子ども
  • 互いを認め合い、共に育ち合う子ども

誕生日プレゼント

園の特色

らしくのびのびと

家庭と同じような安らぎのある園全体の雰囲気と、子どもたちが主体的に安全に活動できる生活環境を整えて、ゆったりとした時の流れの中で子どもらしくのびのびと過ごすことを大切に考えています。

まもられてあんしんして

階段の下のままごとコーナー

子どもたちが安定感を持って自己実現していくためには、教師のあたたかい眼差しの中で、必要な時に必要なかかわりを十分に受けられることが大切です。教師たちは、イエス・キリストが教えてくださったいのちへの畏敬と大きな愛情を持って子どもたちに寄り添います。そこに生まれる信頼感と一体感を慈しみ、安心して生活できる空間を創り出します。

あそびがせいかつ

子どもが心豊かに成長発達するために最も大切なものは遊びです。遊びの中での経験が社会性を養い、生きる力と知恵を育てます。チーム保育で子どもをよく見ることができるように努め、自発的な活動を援助していくように心がけます。

保育時間

午前8時40分~午後2時30分(登降園の時間はご相談に応じます)
※希望により預かり保育(早朝午前8時10分〜8時40分)(午後2時30分~6時10分)もあります。

預かり保育について

子どもたちが幼稚園教育を受ける意義をふまえて、一日一日が喜びに満ちたものでありますようにと願いながら、子ども達の豊かな成長を、園と家庭で心を合わせて見守り支えていきたいと思います。
その中で、必要に応じて預かり保育をいたしております。お子さんの健康状態を踏まえながら、お申し込みください。
【預かり保育の内容】
場所:園保育室の一室(にじの部屋)を使用します。
日時:保育のある日の保育終了時から午後6時10分まで。ただし、行事内容によっては、預かり保育を行わない場合もあります。年少児はおべんとうが始まり、2時15分降園になりしだい受け付けます。
担当職員:専任の教師が担当します。
利用申込み:子どもの健康状態を充分考慮した上で、所定の申込書によって、必ず2日前までに窓口教師に申し込んでください。
利用料:保育終了後~16:40 300円(おやつ代別途100円)/16時40分〜18時10分 30分毎50円増し
早朝保育8:10~8:40 無料
学期末に精算しますので、雑費袋にて納入してください。
なお幼児教育・保育無償化により新2号認定を受けられた方は、預かり保育料の補助が受けられます。利用料はその差額分を集金いたします。
【預かり保育を利用される方へお願い】

  • 申込書が必要な場合は、降園時に各年次の窓口教師へ直接声をかけてください。申込み理由は問いません。
  • 申込書は正式な書類ですので、園の印があるもののみ受け付けます。
  • 原則として申込書は2日前までにお出しください。(月曜日にご希望の方は前の週の木曜日までで、休日を抜いた2日前になります) 専任教師の手配、人数把握、おやつなどの関係上、当日の受付はできません。
  • 預かり保育を申込み後にキャンセルする場合は、早めにご連絡ください。当日、園を欠席する場合は、必ず朝のうちに欠席の連絡とともに、預かり保育のキャンセルのことも合わせてお伝えください。
  • 通常の登園時間は、8時40分~9時です。それ以前は早朝保育となります。料金はいただきませんが、理由のある場合に受け付けております。
  • お子さんの体力や心の様子をみながらお申し込みください。行事前などは、お子さんの心の動きをおうちの方も一緒に感じながら、寄り添ってゆっくりとお過ごしください。

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休園日… 土・日曜・祝祭日春・夏・冬休み

クラス編成

満3歳児10人
3歳児10人
4歳児12人
5歳児13人

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学校評価

鈴蘭幼稚園学校評価指針

1.学校評価の目的
自らの教育活動を評価し、改善点等について説明を行い、地域に信頼される幼稚園づくり、特色のある幼稚園づくりを推進する。
そのため、教育活動その他の幼稚園経営の状況について自己点検・自己評価・学校関係者評価を行い、明らかになった成果や課題をすべての教職員で共有し、教育の質を高め、幼児の成長を促すためのよりよい教育活動を実践するとともに、評価結果を公表し、保護者、地域住民等から理解と参画を得て、幼稚園・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進める。
2.教育理念
鈴蘭幼稚園では、キリスト教精神に基づき、神さまの愛のもとに一人ひとりがかけがえのない存在として生かされ、恵みの中にあることを感じ、感謝して過ごすことを根幹としている。
自分自身を大切にすると同時に他の人を大切にし、愛されると同時に愛し認め合うことを伝えている。すべての子どもたちが、神さまから備えられた個性と創造性と可能性が豊かにあることを愛を持って受けとめ、ゆったりとした時の流れの中で遊びを重んじ、遊びを通して“生きる力”を育む。
3.教育目標
前述の創園以来の教育理念のもと、子ども主体であることを尊重し教育目標をかかげ、子どもの健やかな成長を願う。
自分で考え、自分から進んで行動できる子ども

  • 神さまの愛に気づき、喜びと感謝を持って過ごす子ども
  • 遊びの中で健康な体を育み、豊かな感性を培う子ども
  • 身近な事柄に興味関心を持ち、追及していく子ども
  • 友だちと思いを伝え合い、楽しく生活を創造する子ども
  • 互いを認め合い、ともに育ち合う子ども

4.自己評価
(1) 重点的目標
*三歳児

  • 好きな遊びを見つける
  • 身の回りのことを自分でする
  • 友だちの存在に気づく
  • 神さまの愛を感じる

*四歳児

  • 自分の思いを出したり、友だちの思いを受けとめたりしながら、かかわりを深める
  • いろいろな遊びに興味関心を持ち、主体的に取り組みながら楽しむ
  • 生活や遊びに必要な、基本的な生活習慣や技能を身につける
  • 神さまの恵みに感謝する

*五歳児

  • いろいろな事柄に興味関心を持ち、積極的にかかわったり考えたり追及していくことで、達成感を味わう
  • 友だちと遊び協力して生活する中で、互いを思いやる気持ち、感謝する心を持つ
  • 自分の考えや気持ちを言葉にして相手に伝えたり、話を聞いたりして考えを深める
  • 神さまの恵みに感謝し、愛されていることを感じる

(2) 評価項目および指標、基準
*評価項目・指標
別紙(自己評価チェックシート)
*評価基準
別紙(自己評価チェックシート)
(3) 評価の実施方法、実施時期(自己評価委員会の設置)
*自己評価委員会の設置[別紙組織図(PDFファイル/14.2KB)]
2月:教職員の自己評価および外部アンケート結果に基づき、幼稚園の自己評価を結果をまとめ、結果報告書・公表シートを作成する。
3月:評価結果を設置者に報告し、公表する。
次年度の重点目標設定、評価項目・指標等を定め、学校評価指針を作成。
*教職員の自己評価
年度当初:全教職員に目標および計画について説明し、評価シートを配布する。
1月:評価シートによる自己評価を実施し、園長に提出する。
*外部アンケートの実施(保護者)
年度当初:母の会総会において園の目標および学校評価について説明。
1月:アンケートを実施し(無記名)、結果を公表する。
(4) 評価結果の報告
教職員の自己評価および外部アンケート結果に基づき、学校評価結果報告書(公表シート)を作成する。
評価結果について、設置者に報告する。
(5) 公表(方法)

  • ホームページ掲載
  • 園だより配布
  • 母の会総会において説明
  • 地域への回覧
  • 理事会・評議員会で説明

(6) 学校関係者評価
1.学校関係者評価委員会の設置
2.学校関係者評価委員会の開催および時期
委員の招集、委員会の進行は園長が行う。
6月:園の教育目標、学校評価の重点目標・計画の説明。
2月:自己評価結果および今後の改善方法等、重点目標や評価項目等のあり方について検討し、学校関係者評価結果をもとめる。
3.評価結果の報告
自己評価の結果報告書と合わせて作成し、設置者に報告する。
4.自己評価結果と合わせて報告する。

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自己評価公表シート

令和元(2019)年度

令和2(2020)年度

令和3(2021)年度

令和4(2022)年度

令和5(2023)年度

(別ウインドウが開きます)

安全対策

危機管理マニュアル

園外保育における事故防止と安全管理

子どもは心身ともに成長発達している過程にあり、その発達上の特徴から事故の危険性も多くあるが、日常生活や保育活動の中で、子ども自身が安全に行動できるよう指導していくことが必要となる。園内の保育の他に、園外保育で事故から身を守るための力を養うことも多々あるが、子どもの事故は、思いもよらないことが原因で起こることがあるので、保育者は事故を未然に防ぐべく、下記の点において更なる配慮、留意を図るようにする。
なお、園外保育での、事故防止と安全管理の徹底と同時に、万一事故が起きてしまった場合は、連絡・対応を的確に行う。

1.園外保育について
(1)園外の危険個所を地図で確認して全職員に周知する。
(2)必ず複数職員で下見をし、危険個所を把握し事故を未然に防ぐ。
(3)子どもから目を離すことのないようにする。
(必ず保育者2人以上で行き、保育の位置確認をする)
(4)常に人数確認を怠らないこと。
(幼稚園出発時→園長に人数報告 目的地到着時 遊んでいる途中 目的地出発時 幼稚園到着時→園長に人数報告)
(5)暑い日の園外保育は、」熱中症にならないよう特に下記の点に十分留意し、場合によっては出かけない。
   ア 日陰に入る。
   イ 帽子を着用する。
   ウ 水分を補給する。
(6)動物対策として、動物の出没情報の把握をし、危険な時は出かけない。
(7)救急用品
   絆創膏 三角巾 滅菌ガーゼ 綿棒 包帯 サージカルテープ
   はさみ 毛抜き 体温計 アルコール綿 ビニール袋 使い捨て手袋
   カット綿 薬品(消毒用外用薬、虫刺され外用薬、湿布薬)
   水(傷洗い用) 蜂の毒吸い取り器(時期や必要に応じて) 携帯電話
   保護者連絡先

2.事故発生時の対応
事故発生時の対応図 事故発生→園児の応急措置→幼稚園園長携帯電話→保護者/医療機関・かかりつけ医・園の嘱託医/必要に応じて市保育課

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おべんとうについて

年長組、年中組、年少組(進級児)は4月上旬から、新入園児は生活の様子を見て導入時期を考えます。
毎月第2火曜日はおにぎりの日です。月曜日・水曜日・木曜日・金曜日は給食を選択できます。

おべんとうについて

お弁当のふたを開けると、可愛い形のおにぎりに色とりどりのおかず、お楽しみのデザートもついて…… と、子どもたちはどの子も嬉しそう。
自分だけのために、お家の方が心を込めて作ってくれるお弁当は、一つ一つが1番すてきな自慢のお弁当に違いありません。月曜日・水曜日・木曜日・金曜日が給食です。

  • 皆と一緒にお弁当を楽しみにして頂く
  • 食事のマナーを覚え、守っていく
  • 与えて下さる神様に、作って下さるお家の方に、そして食べることのできる幸せに感謝して頂く
  • 残さずに食べられた事を喜び、自信につなげる

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おにぎりの日について

鈴蘭幼稚園では、毎月第2火曜日を"おにぎりの日"とし、おにぎりだけのお弁当を前に、遠い国でごはんを食べられずに貧しく過ごしている人達のことを思って祈ります。
その日は、おうちの方と一緒に献金をおささげください。登園前におうちで祈りながら献金していただけたらと思います。
献金は、学期末に園に持ち寄って全園児分を合わせ、ユニセフなどの奉仕団体に寄付します。
心の痛むニュースがたくさん流れるこんな時代、私たちができることを考える良い機会として捉えて過ごしていきましょう。

  • 飽食の時代といわれる現代の食生活の中で、素朴な食の味わいの経験を大事にする
  • 白いごはん"お米"の味を噛みしめる感覚を大事にする
  • 日々の食糧にこと欠く子どもたちが、世界中に大勢いることをおぼえ、その子たちのことを思って祈りながらおにぎりを食べる
【今までの様子から…】
  • 形はさまざま、三角や丸から動物型まであり、子どもが楽しめるよう工夫もされていて、中身も種類豊富でした。
  • ただ、ピラフや炊き込みごはんをにぎったり、巻き寿司だったりするものもあり、本来の主旨である「お米の味を噛みしめる」などの意図から外れてしまう気がしました。
  • お米の炊き方やにぎり方によっては、ポロポロとごはんがこぼれてしまうものも…お子さんが食べやすい様ご配慮ください。

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選べる給食を採り入れています

子どもたちが家庭から出て外の世界で過ごしている中で、お昼の時間にお家の方が作ってくださったお弁当を見たとき… どんなにほっとして嬉しいことでしょう。そのことを大切に考えながら、“おひるごはん”に変化をもたせて、週4日、給食(選択式)を取り入れています。
料金:300円
月曜日・木曜日➡米飯給食、水曜日・金曜日➡パン給食になります。
*米飯給食はみすず給食センター、パン給食はブーランジェリー・シエルにお願いしています。

米飯給食 お弁当(第2火曜日おにぎりの日) パン給食 米飯給食 パン給食
選択式です
希望される方は
お申し込みください
ご家庭で
お作りください
選択式です
希望される方は
お申し込みください
選択式です
希望される方は
お申し込みください
選択式です
希望される方は
お申し込みください

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せんせいたちの紹介

鈴蘭幼稚園の教師たちは、"子どもたちにこのことの大切さを伝えたい"という言い方をします。"教える"という言葉は用いません。教育に携わる者にとって必要な謙虚さと、子どもたちの心に届くまで、真剣に丁寧に寄り添いたいという熱意を、絶やさないよう努めています。
そして、この園では「担任」とは言わずに、あえて「窓口」と言っています。
年次にこだわらず、教師全員が全園児の保育にかかわらせていただきたいという思いがあるからです。
なによりも心を尽くす教師たちです。

園長1名 副園長1名 主任教諭1名 常勤教諭3名 非常勤教諭7名
補助職員1名 事務職員1名

 

卒園児父母からの声

当園を卒園していかれた父母の皆様からの声です。

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#1 「かけがえのない時間」
鈴蘭幼稚園で過ごしてきた日々・・・それは子どもにとっても私にとってもとても幸せなときでした。
「今日のお弁当はなぁに?」「今日は何しようかなぁ。」小さな手をにぎり、この時間がいつまでも続けばいいのにと願う毎日。
園に着いたら門前に立って下さっている先生方にあいさつをして、ダッシュでお部屋へ。お友達が「おはよう!」「あそぼう!」と声をかけてくれてとっても嬉しそう。そんな我が子を見送りながら、お母さん達との何気ない会話。この送迎の時間は、私にとってとても大切な時間でした。
子ども達は年次に関係なくとても楽しそうに遊び、年少さんは年中・年長さんをとても頼りにしていて、年中・年長さんは年少さんに優しく接している姿・・・。遊び方や使う物も自分たちで考え工夫し判断する力など自然に身についてきたように思います。
幼稚園から帰ってきた我が子は、お弁当のにおい・いっぱい遊んだ風の香り・園の木の香り・・・私の大好きな香りがします。
上の子からお世話になった5年間。どんなことを思い出しても温かく、楽しい思い出ばかりですべてが宝物です。私も子ども達も大好きな鈴蘭幼稚園。素敵な日々を過ごせたこと・・・本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
娘は、「子どもが生まれたら、鈴蘭幼稚園に行くの♪」と話しています。孫と手をつなぎ鈴蘭幼稚園に通える日がくるのかな・・・その時を楽しみに待っていようと思います!


#2 「最後の4人目」
10年通い続けた鈴蘭幼稚園。 最後の4人目もいよいよ卒園だ。実に感慨深い。「感謝しかない」と改めて思う。何でも吸収し、影響を受けるこの大事な幼児期に愛情を持って預かっていただき、ありがたかった。
年長さんが年中、年少さんの面倒をみる。思いやり、愛・・・。自由に自分で遊びを考え見つける。自己実現・・・。鉄棒、マット、跳び箱・・・ゆくゆくは挑戦を強いられる運動も遊びの中で自然に取り入れられていた。園児同士の揉め事だって、ただ注意するだけではない。園児に考えさせた。それを側で見ている子も自然に一緒に考えた。人間関係は将来一番役に立つ。日常的に何気なく先生方がやって下さったことが、実は非常に奥深いことだったのだ。今、大きくなった我が子の中に鈴蘭幼稚園の大事な宝が垣間見える。


#3 「尊い11年間」
卒園式の翌日、『幼稚園いっちゃいけないの?』と呟くこの3月に卒園した末っ子の息子。
『先生に会いたい・・・。みんなと遊びたい・・・。
すみれさん(年中)からでもいいから、もう一度幼稚園いくことできないの?2016年にもどれ!ちちんぷいぷいのぷいっ!
戻らないーーー(涙ぽろ)もうーっ・・・(涙)』
こんなに涙するほどに幼稚園のこと、先生方のこと、お友達のことが大好きだったことをあらためて知り、とても嬉しく思いました。どんな時も、子と親のどんな思いにも親身に寄り添ってくださった先生方や、おうちの方々に感謝の思いでいっぱいです。
鈴蘭幼稚園で昔から大切にされ続いている毎日の園への送り迎え、園や母の会の活動。子どもたちの様子を日々肌で感じ取ることができ、その日にあった子ども同士の出来事に対しても、子どもの記憶と思いが鮮明なうちに先生方に様子を伺いながら対応することができました。毎日、親子で安心して通わせて頂きました。
鈴蘭幼稚園の中に流れるゆったりとした時間。子どもたちの心と身体のスピードの合わせた時間の中で、先生方にはひとりひとりの思いにじっくり寄り添って頂き、子どもたちがそれぞれ持つ尊い『その子らしさ』を輝かせて頂きました。一番上のお姉ちゃんが入園してから12年。4番目の息子がこの3月に卒園するまでの11年間通わせて頂いた鈴蘭幼稚園。この素晴らしい環境で、幼少期の大切な時期を過ごさせていただいた日々、一生の宝物です。
本当にありがとうございました。


#4 「心に寄り添う」
あたたかい家庭の雰囲気、季節のめぐみを体いっぱいに受けて、楽しく通いました。
家に帰ると、言葉や仕草、園から感じたことを伝えている姿に、家族もあたたかくなりました。
毎月の「すずらんだより」に保育主題があります。私は、家庭にも取り入れて生活をしてみました。子どもの心に寄り添い、導き、結果を一緒に楽しむためです。すると、信頼が生まれ、安らぎをおぼえ、次の希望につながりました。
園の行事や、“できる人ができる時にできる事を”のボランティア活動は、子どもたちの成長と同じ体験をできるよいものでした。
子どもを育てる時に、心の葛藤はあります。でも、“寄り添う”言葉を園から感じた時、悩み事は楽しみ事に変わりました。おかげさまで、子どもと一緒におおきくなることができました。
鈴蘭幼稚園でみつけた“見えない宝物”を、子どもが親になるまでつないでいきたいです。


#5 「大好きな場所」
「まま、幼稚園に行かなくなったら何が寂しい?」
「そうだなあ、お友だちやお友だちのお母さんに会えなくなったり、先生たちとお話しできなくなったりすることかな。」
「おれも、全部同じ・・・。」
サッカーにおにごっこ、虫取りに泥だんご。毎日毎日、園庭を汗だくで走り回って、笑顔いっぱいで過ごした我が子。
登降園で挨拶から広がる何気ない会話を、たくさんのお母さんたちと楽しんできた私。
私たち親子にとって、楽しくて、安心できる、大好きな場所、鈴蘭。

「ご飯が食べられないお友だちがいるんだよね。」
「お水も飲めないんだよね。」
「災害でおうちに帰れない子もいるんだよね。」
遠くの悲しみに心を寄せることができ、いつも誰かを思うことができる。
幼い心に芽生えた大切なもの。それを根付かせてくれた鈴蘭。

ずっとそこにあって、変わることのない鈴蘭。
いつでも大きな愛で包んでくれる鈴蘭。
大好きな、大好きな鈴蘭。
幼稚園で過ごしてきたすべてが大事な大事な宝物です。本当にありがとうございました。


#6 「本当にいい幼稚園だった」
鈴蘭の思い出は、礼拝、先生、友達、木の香に包まれる園舎、お弁当、と様々子どもの口から語られますが、母の目で見ると、幼稚園で「思い切り遊んだこと」が今につながる意義を感じずにはいられません。
歌、素敵な工作、つるピカ泥団子、どんぐり団子(こちらは食べられる!)、毎日存分に好きなことに取り組み、色々なお土産を持ち帰って来ましたが、同じような毎日でも3年間を通して友達との関わりや、下の年次の子との交わりも増えて行きます。その中で衝突もたくさん経験するようですが、先生方は来年の姿、その先の姿も思いながら、子どもの今のそのままを受け入れ、よい気付きにつながるよう見守り導いてくださいました。
小学生になった今、外では夢中で集めた花びらで砂ケーキのパティシエ、家では読書、お絵描き、気持ちを伝えるカードを作っては家族や友達にプレゼント、弟と一緒に楽しめるルールを工夫した遊び、お手伝いも上手になり、感性豊かに次々と多様なことに活き活きと集中していく姿が見られます。今のところ、ゲームなど友達が持っている物を欲しがったりすることもなく、それはそれで尊重しながらも、自分の世界に満足している様子です。それは幼稚園で、その年齢の時しかできないチャレンジ、発見、その喜びを、全身全霊で味わったからこその姿に思えますし、それは今後、勉強など夢中になる対象が年相応に変わっても、ベースになる姿勢となるでしょう。
「子どもにとり母親と離れて初めての社会生活を送る場として」いう表現を園長先生が折に触れてしてくださいましたが、自分を好きになり、周囲と認め合う、まさに社会で生きるための第一歩が園生活でしっかりと種蒔かれ、それが今、根を張りつつあるのがわかります。今後、乗り越えるべき荒波も色々あることと思いますが、親子共に温かく揺るがない基軸をくださった鈴蘭幼稚園、本当にありがとうございます。


#7 「毎日一緒に通った幼稚園までの時間はお友だちよりもちょっとだけ?長い道のりでした」
「今日は何して遊ぶの?」「お弁当はだれと食べようか?」
その日の園での様子をそれぞれに想像しながら向かう朝は、季節の風を感じて、花や木や草に触れて、気づかされることがたくさんあった毎日でした。
ある日の登園途中、私の手の中には1匹の小さな"カエル"。何としても幼稚園まで連れて行きたい娘に負けて、虫かごはもちろん箱もカップも持ち合わせていない朝の1コマ。自分の子ども時代にもそんな経験なかったかも。思い出したくないくらい気持ち悪かったけれど、幼稚園にたどり着いた時は妙な達成感を親子ともに感じて笑顔!そんな朝もありました。おかえりでは、先生方とお話ができ、一日過ごした様子がすぐ分かるから安心でした。がんばった様子を聞かされてうるうるしたことが何度あったことか・・・。
幼稚園の門前で「いってらっしゃい」が言える安心感。
先生方といつでもお話ができる信頼感。
年次に関係なくたくさんのお母さんたちとあいさつや話ができる居心地のよさ。
3人の子どもたちがお世話になったすずらんにはそんな幸せがたくさんありました。
「すずらんで育った根っこは必ずいつか芽を出し、花を咲かせるから。」
小学校に上がった娘の心に不安が溜まって家族みんなが辛かった頃、先輩お母さんが言ってくれた言葉。ずいぶん時間はかかったけれど、今になってやっとこの言葉を実感できる気がします。卒園後、いろんな不安や躓きや心配が後を絶たないけれど、いつか素敵な花を咲かせられるように、これからも心の根っこを大事に育てていきたいと思っています。


#8 「お弁当」
3人の子どもが鈴蘭幼稚園にお世話になりました。園生活9年、毎日小さな小さなお弁当箱を、大事そうに持って歩いていた子どもたちの姿を思い出します。今振り返って、お弁当を通して先生方から伝えていただいたことをいくつか感じています。
「自信」
入園し(年少)、初めてのお弁当を前に先生から「全部食べられたという喜びを感じてほしいので、好きなものを入れてあげてください。量は、お家で食べるより少し少なめにしてくださいね。」というお話がありました。お弁当初日、帰ってきて「ままみて!!おべんとうばこカラカラだよ!ぜーんぶたべたよ(^○^)」と、誇らしげ。ピッカピカに光った笑顔で、食べきったことに自信満々の様子。これが、先生が言われた喜びなんだな~と感じました。
「待つ心の優しさ」
手洗い・うがいをし、机にナフキンを敷き、お弁当袋からお弁当箱を出し、コップを用意して席に着きます。早く用意ができた子は、先生の弾くピアノに合わせて歌ったり、手遊びをしたりして、全員が揃うまでの時を楽しく待ちます。みんな揃ったら、お祈りをしてからいただきます。小さな子にとって、おなかが空いてるときに我慢するのは大変なことなのに、それが当たり前にできてしまうことに、本当にびっくりしました。楽しく過ごすことで、まだ来ない子を待つ優しい気持ちを教えていただきました。
お祈りはこんな感じです「神さま、お天気にして下さってありがとうございます。風邪で休んでいるお友達が早く元気になりますようにお見守りください・・」いちょうさん(年長)になると、子どもたちが自分の言葉で同じようなお祈りをするんですよ (~o~)
「選ぶ」
お弁当に慣れてくると、自分の好きな場所で食べることもできます。天気の良い日には園庭・ウッドデッキでお花を見ながら・ホールで大好きな大きな積み木をテーブルにして・仲良しのお友達のお部屋で一緒に・・などなど、ここでなくてはいけないと強いられるのではなく、自分で選ぶ自由があり、「今日はどこで食べようかな~」と、園に行く楽しみの一つでした。
下の子2人は、食物アレルギーがあります。園でのお菓子作り・キャンプのときなど、とても熱心に相談にのってくださり、注意深く対応してくださいました。そのお陰で、安心してどの行事にも参加できたことを、本当にありがたく思っています。
小学校では、「幼稚園でみんな違うお弁当を食べていたから、自分だけ別メニューでも平気」といって、アレルギー食を出していただき喜んで安心して食べています。
正直、料理べたの私はお弁当作りに不安がありました。でも、前の日の晩ご飯のおかずを少しとっておいたり、ハンバーグやコロッケを作るときにお弁当用に小さく作って冷凍したり、そんなちょっとの手間でやってこれました。
小さな大事な幼児期にお弁当を毎日作ってあげられたことは、私にとっても大切な思い出です。そして、「まま、おいしいおべんとういつもありがとう。これからもつくってね」という子ども達からもらったカードは、私の大切な宝物です。


#9 「母の思い」
手のひらサイズのお弁当、大雪の後の通園路、
子どもとともにたくさんの思い出があります。
鈴蘭幼稚園で過ごした日々は、子どもの育ちを感じるとともに
親も育つ日々でした。
緩やかに流れる時間の中、決して怒る事なく子どもに伝えるという姿勢を学びました。
現在でも、それが私の母としての理想の姿勢であり続けます。
いつまでも大好きな鈴蘭幼稚園、ありがとう。


#10 「兄(小6)弟(小5)、父との会話」
父)鈴蘭幼稚園のどこが好きだった?
兄)何があったかな、紙芝居とか・・・
弟)オレは幼稚園でいちょうさんの時、積み木で造った家でお弁当を食べた事かな
兄)みんなで、積み木で家を作って遊んだり、そこでお弁当食べたりしてさあ。
  お昼が終わると先生が紙芝居をやってくれて楽しかった。
父)そんな事があったんだ?
兄)ながい紙芝居は1本、みじかい紙芝居は2本。中には手作りのもあってさあ。
  あっ、おれ今度紙芝居つくって寄付しようかなあ、『かもちゃんのぼうけん』とか。
父)鈴蘭幼稚園に行ってよかったなあって思う事はどんなこと?
弟)おーあるある、くだらない事だけどねー。
  オレ鉄棒ができるようになった。
  オレは何度も失敗したけれど面白いからやってたらできるようになってさ、
  オレ練習してよかったなと思ったよ。
兄)おれはふたつある。
  ひとつは神様を信じられるようになったこと。
  もうひとつは、ピアノを先生が弾いていて、おれもやってみようかなーと思って
  年長さんのときにやってみた。
  それから6年位やっていて今のようにうまく弾けるようになった。
父)みんなにも鈴蘭幼稚園に入ってもらいたい?
兄)うん!あの幼稚園は自由!
  本を読んだり、工作したり、遊んだり、おままごとをしたり色んな事ができる。
  大きいホールもあるし、それでやさしい心がもてる。そういう幼稚園。
父)お弁当は?
兄)どこで食べてもいいからそれがおもしろい。
  みんなで話しながらたべるのは楽しかった。小学校も毎日弁当だったらいいな。
弟)でもこの3年間だけなんだよなあ。


#11 「かけがえのない出会い」
「鈴蘭幼稚園」って、お母さんの活動が大変なのよね。
っていう言葉をよく聞きます。
確かに、我が子たちが、より良い環境で保育を受けるためのささやかな協力の活動は、他よりも少しは多いのかも知れません。
でも、一つ一つを、先輩のママ達と力を合わせ、様々な思いを語り合いながら「鈴蘭での四季の活動」を過ごしていくと、その一つ一つが楽しいのは勿論のこと、私達親にとっても、子ども達にとっても、たくさんの意味のある活動なのだと気づかされます。
とりわけ、クラスにとらわれることなく、縦割りで行動する様々な活動を通して、私は多くの素敵なお母さんと出会い、今の私の「母親」としてのスタンスを導いて貰ったように感じます。
秋の「縦割り懇談会」では、その日、偶然に振り分けられた少人数のお母さん方と、様々なテーマに基づいて会話が持たれます。
でも、その内容は、いつの間にか嫁(姑)談義になっていたり、子育ての悩みの相談室になっていたりします。10人足らずのメンバーの中には、幅広い(笑)年代のお母さんが混在し、彼女達の経験の中から語られた言葉の中には、その時々の私を支え、励ましてくれて、あれから、随分と長い時間を経過した今も大切に心の引き出しの中に、しまっておいたものが、たくさんあります。
そうやって、語り合い、共に活動した関係の中からは、「鈴蘭幼稚園」を離れてからもよき「子育ての同志」として繋がりながら、学校が離れても、子ども達が巣立っていっても、その時々に、語り合いながら共に年齢を重ねていく友人となっています。
鈴蘭幼稚園には、長く大切に付き合える「お母さん友達」の出会いが待っていると思います。


#12 「本当にタイセツナコト」
我が家の長男は、幼稚園では、かなりの問題児だったかも知れません。
気難しく、人と同じことをするのがキライ。好奇心が強く、なんでも確かめないと気がすまない。でも、神経質で傷つきやすくモロイ面もある。
そんな長男を、先生方は、シッカリと心で受け止めて、在園した2年間を丸ごとかけて、一つ一つ、解き解すかのように語りかけ、本当にタイセツナコトを伝えてくださったように思います。
また、ともすれば、周りの子の様子と比較して、人と同じような型にはめ込んでしまおうとする私に対しては、日々の連絡ノートや門前での短い言葉かけを通して、「だいじょうぶ。〇〇くんは、一つ一つ、しっかりと考えながら行動しているのが、見ていると伝わってくるのです。きっと、先には、素敵なことが待って居るはずですよ。」と、挫けそうになる度に支えて戴きました。
少しずつ、色々な壁にぶつかりながらも長男は成長し、ある時期からは、幼稚園で学んだことが、しっかりと行動の前面に見て取れるようになり、その時になって初めて、長男が幼児期に先生方から丁寧に伝えられ、心に貯えられた大切な思いの意味を、時間をかけて、キチンと自分の中で消化し、理解し、行動に移せるまでに成長したのだと実感できるようになりました。
心がいちばん柔軟な幼児期に、子ども達の「今」だけでなく、ずっと先の「育っていく姿」にまで思いを馳せ、「人として生きていく間に大切にしていきたいこと。
自分の人生の中で、どうすべきかを考え選択し、自ら行動をおこしていく活力」の根っこの部分の育成のための言葉かけを何よりも大切にし、
丁寧に関わってくださった鈴蘭幼稚園の先生方との出会いが今、思春期を迎えた我が子にとって、いかに貴重な幼児期の経験であったかを痛感し、感謝の気持ちでいっぱいです。


#13 「大切なことを思い出させてもらえる場所」
2人の子が通い、6年間お世話になりました。
鈴蘭幼稚園のあたたかさに包まれた6年間でした。
子どものどんな姿も受けとめてくださる先生に囲まれ、1人1人の子どもがかけがえのない存在として大切にされていることを様々な場面で感じました。
毎朝門前で迎えてくださる園長先生、ウッドデッキで迎えてくださる先生…こんな風に出迎えてもらえる子どもたち、幸せでした。
子どもたちにもインタビューしてみました。「幼稚園のどんな所がすきだった?」「ともだちがたくさんできたところ!先生がやさしいところ!そして自由なところ!」なるほど、なるほど。
好きな遊びを思う存分取り組ませてもらえました。
自由なことは楽しいだけではない。自分で考えねばならないので、大変なこともあったかと思いますが、今考えるとそのひとつひとつが成長へとつながっていったと思います。 
よもぎだんご作り、どんぐりだんご作り、感謝祭礼拝でのとん汁作り…など、親もワクワクしてしまうような行事があり、自然の恵みを感じ、感謝する気持ちを育ててもらいました。
他の方も書いていらっしゃいますが、鈴蘭幼稚園の根っこが、子どもの心にしっかり根づいていて、いろいろな場面でやる気や自信へとつながっているように思います。
この幼稚園で過ごした日々が、背中を押してくれ、子どもにとっても親にとっても心に大きな芯をいただいた気持ちです。
卒園しても訪れるたびに大切なことを思い出させてもらえる場所です。


#14 「素敵なカード」
ある参観日の時、幼稚園で素敵なカードを見つけました。「とっておいてね。」と書かれたそのカードは、お片付けの時間になっても、約束のもと、そのカードが置いてあればそのまま遊びをとっておけるのです。とっておきたいものは砂のごちそうだったり、積み木の家だったり・・・。
時間になったら必ず片付けなくてはならない。そこには、子どもの気持ちは含まれません。でもこのカードがあれば、楽しかった遊びの続きが、また後で、又は明日できる。子ども達はどんなにうれしいことでしょう。「この続き、またやろうね!」そんな子ども達の弾む声が聞こえてきそうです。
普段の保育の中で、先生方が子どもの心や思いを大切にして、丁寧に関わって下さっていることを改めて感じた出来事でした。
窓口の先生はもとより、園長先生、他の年次の先生方も折にふれて子どもの様子を知らせて下さったり、声をかけて下さり、皆の先生に見守ってもらっている安心感がありました。
卒園式後の謝恩会でのこと、ある先生が「楽をしよう、手を抜こうと思えばいくらでもできる。でも鈴蘭のお母さんは、この大切な幼児期に手間をかけ本当によく頑張った。」というようなことを話して下さいました。実感はありませんでしたが、そう言われると、手作りの通園カバン、3年間作ったお弁当(給食を頼んだこともありますが)、毎日門まで送り迎えしたこと等を思い、「そうか、私手間をかけて育てたんだ。頑張ったんだ。」と思えました。子どもの成長だけでなく、親もまた支えていただいた3年間だったことをしみじみ思います。
卒園後も帰るところがある。先生方はきっといつも祈り、待っていて下さると思える心の故郷ができたこと、本当に幸せなことだと感謝の気持ちでいっぱいです。


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QあんどA

Q1. 鈴蘭幼稚園の保育は自由保育だと聞きますが、自由保育ってどういう保育ですか?
A. 鈴蘭幼稚園では子どもたちの自発的で自由な遊びが園いっぱいに繰り広げられています。保育者がすべて導いてしまうのではなく、適切な援助を受けながら遊びを中心にした生活の中で、子どもたちは必要な経験を積み重ねていくことができます。考える力、判断する力、推理する力、ことばの力、手先の器用さ、コミュニケーション力といったことが自然に養われています。
保育の形態が自由であっても、保育の場面において、発達過程を考慮して教育カリキュラムを組み、年次ごとや縦割り、全体での活動を行っています。


Q2. 自由保育の中で先生(保育者)たちは、どのような役割を果たすのですか?
A. 子どもは、その場が安心して遊ぶことができる場であると分かると、その環境に興味・関心を持ち、自ら動き出します。保育者は子どもたちが充実して遊べるように、一人ひとりの姿に合わせた環境を整え、準備します。一緒に遊びながら導いたり、遊びが持続し発展するように支え、見守ります。
見守られている安心感が子どもを遊びに打ち込ませます。
子どもの発達や課題を見取り、子どもの育ちが豊かになるように活動を計画しています。

けやきの樹


Q3. 鈴蘭幼稚園はキリスト教に基づいた保育だと聞いていますが?
A. この幼稚園は1922年、カナダから来た宣教師ヘニガー夫妻によって創められたミッションスクールです。世界の幼稚園の始まりは1840年ドイツのF・フレーベルのKindergartenでした。それはキリスト教的人間観に基づく幼児教育でした。その流れをくむ幼児教育を目指しています。
神様の愛のもと一人ひとりがかけがえのない存在として生かされ、恵みの中にある事を感謝して過ごしています。また、自分自身を大切にすると同時に、他の人を大切にすることを教育の理念としています。日々の生活の中で祈ることを大切にしています。詳しくはこちらの“教育目標”をご覧ください ↑


Q4. 給食はありますか?
A. 選択式で週4回あります。毎日お弁当を持たせてくださっても構いません。アレルギーのあるお子さんも、おうちのお弁当なら安心ですね。
詳しくはこちらの“おべんとうについて”をご覧ください ↑


Q5. 延長保育はありますか?
A. 保育後から午後6:10まで行っています。また登園前も、8:10~8:40まで預かり保育を行っております。詳しくはこちらの“保育時間”をご覧ください。 ↑


登園の様子Q6. 登園方法はどのようになっていますか?
A. おうちの方による送迎です。おうちの方と教師が直接顔を合わせて、お子さんの様子をお話しできます。送迎時利用できる駐車スペースがありますので、車での送迎が可能です。駐輪場もありますのでご利用ください。 »詳しくはこちらの“すずらんマップ”のページをご覧ください »


Q7. 未就園児の会はありますか?
A. 月2回程、1歳6か月以上のお子さんを対象に行っています。
その他に、園開放日も設けていますので、お越しください。
詳しくはこちらの“つくしの会”のページをご覧ください »


Q8. 園内見学はできますか?
A. 電話にて受付をしています。ぜひ見学にいらしてください。
また、気になることがありましたらお問い合せください。

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