学校法人 鈴蘭幼稚園

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令和元(2019)年度自己評価公表シート

1.本園の教育目標
自分で考え、自分から進んで行動できるこども

  • 神様の愛に気づき、喜びと感謝を持って過ごす子ども
  • 遊びの中で健康な体を育み、豊かな感性を培う子ども
  • 身近な事柄に興味関心を持ち、追及していく子ども
  • 友達と思いを伝えあい、楽しく生活を創造する子ども
  • 互いを認め合い、共に育ち合うこども

2.今年度の重点目標

  • 一昨年教員の構成が大きく変わったことを踏まえ、幼稚園の教育課程の内容を確認していくとともに、教育要領の新しい指針でもある、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」「目に見えない力、非認知能力を育てる」ことを目ざした研修・研究への取り組みをはかる。
  • 保育者資質向上のため、園内外の研修を充実させる。
  • 保護者と連携をしながら、子ども一人一人の育ちや発達課題を共通理解し、園の教育方針に基づいて子どもに関わることを大切にする。

3.重点目標の取り組み状況

評 価 項 目 取 組 状 況
教育方針・教育内容の理解と保育の計画性 ○それぞれが教育方針を理解し、その上で学期末に教育課程を見直し、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」につながるよう編成した。
○キリスト教保育理念を理解するにあたっては、日々の生活の中にキリスト教保育の雰囲気が醸し出されるような実践ができるよう、祈りと感謝を持って過ごしてきた。
保育者の資質向上のための園内外の研修・研究を充実させる ○幼児の発達の姿を捉えるために外部指導者から助言を受け、より良き対応や導きができるよう学びを深めてきた。
○日々の幼児の姿については、職員会議で話し合う機会を持ち、意見交換を活発にできる環境をつくっている。
○「キリスト教保育」(キリスト教保育連盟発行月刊誌)を読み合わせ、互いの保育に対する思いを伝えあう機会を大切にしてきた。
○松本市幼年教育研修会において事例発表園となり、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」「目に見えない力、非認知能力を育てる」ための実践を行ってきた。(運動遊びにつながる挑戦カードの取り組み)また、その実践事例をおうちの方にも公表した。
保護者との連携 ○登降園時に、お子さんの様子を直接話したり、連絡帳や個人懇談会などで園での姿を伝えたりしてきた。ホームページを活用し、参観日やお便りでも子どもたちの日ごろの姿を伝えている。今年度は、研究園として発表した資料を公開しアンケートで意見を寄せていただいた。子どもの主体性を大切にした取り組みであるとおおむね好評だった。今後は、保護者アンケートで教師との意識の差がないか広く意見を聞く事も必要である。

4.学校関係者の評価
・おおむね良好な運営がなされ、妥当と認められると評価を得た。
・教師間の情報共有・意思疎通を、報告・連絡・相談等密にしながら保護者に安心を与えるようこれからも努力してほしい。またコロナ禍にあり、行事の変更等、保護者も不安の中にいるので、意思疎通を図りながら、より強い細やかな連携が望まれるとの指摘があった。
・小学校との連携で、「幼児期に育ってほしい10の姿」として明確にすることで、小学校生活に向けた保育の方向性が明確になり、園の強みでもあるチーム保育の利点が生かされて良い。
また、子どもの小学校生活へのスムーズな移行には、小学校との連携・情報交換が大切なので、幼稚園で丁寧にしていただけていてありがたいとの意見をいただいた。


5.教職員自己評価
○松本市幼年教育研修会において事例発表園となり、研究資料を作る中で、園の教育方針に沿った普段の保育の中での投げかけや意図や子どもの育ちについて意見交換ができたが、資料をまとめる段階では、経験のある教師主導になってしまい、深めて取り組むことは難しかった。各教員が研修会等、積極的に参加し、そこでの学びを実践力につなげ、全体の底上げを図ることが今後の課題である。
○保護者への対応では、関わりに差があると感じさせてしまったり、うまく子どもの様子を伝えきれなかったりするところがあった。ツールを色々使い分けながら、おうちの方とともに子どもの育ちについて理解ができるよう、方針を考えていく。


6.今後取り組むべき課題

課   題 具体的な取組方法
自己評価を保育の質向上につながるものにしていく 評価項目を、保育者がイメージしやすくかつ、保育計画へフィードバックできるものにする。
教育方針・教育目標の理解 教育内容に反映されているか、学期毎に評価する。
研修と研究
自己課題を持った研修への参加
あらかじめ自己課題を出し、研修に参加する。研修・研究した内容を分かち合う。
安全・衛生管理:園内・外保育においての安全配慮、個々の健康管理 危機管理マニュアルの読み合わせと確認。コロナウイルス感染症拡大予防対策を実施。
保護者との連携:きめ細やかな情報発信と信頼関係の構築 保護者アンケートで教師との意識の差がないか、広く意見を聞く。
地域との連携
子育て支援の場としての在り方
小学校との連携
園開放デーのあり方や地域資源の活用を考える。小学校とより密な情報交換を行う。園児が期待する小学校生活となるよう、教育内容に盛り込む。