学校法人 鈴蘭幼稚園

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前月までの園長のことば

すずらんの花2019年度
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9月「やってみたい」

今年は梅雨明けが遅かった分、一気に暑さの厳しい夏となりました。そんな暑さの中、8月は平和について考える時でもありました。戦争を体験した方々の中でも「今までどうしても語ることができなかった」という方が、「今、語らなければならない」と感じて語る切実な声に私たちは耳を傾けなければなりません。7月の礼拝では、子どもたちと共に平和について聖書のお話を聞いてきました。

平和は、何もしないで待っていれば実現するものではなく、造り出すものだという言葉が心に残っています。戦後僅か8年という時に、『ひろしま』という映画が作られていたことを知りました。そして、演じているエキストラの多くが、被ばく者の方々だったということに驚かされました。原爆投下直後の広島で自分が見た光景がそこに再現されるそんな現場で、「見たくない…思い出したくない」ということもたくさんあったでしょう。けれど、真実を伝えたい、後の人に残さなければ、という思いで撮影をしたのです。その強さに心打たれました。

家庭でゆったりと過ごした夏休みは、様々な人との出会い、楽しいできごとや新しい経験、心動かされることがたくさんあったことと思います。その一つひとつを心に蓄えて、2学期の園生活が始まりました。子どもたちは、体験したことを話したり聞いたりして、友だちと共有し、刺激し合っています。そして、「○○ちゃんみたいに私もやってみたい」「○○くんと一緒ならやってみようかな」と、遊びだしていきます。 “やってみたい”という気持ちの芽生えはすでにあちらこちらで見えています。いちょうさん、すみれさんに憧れて、一緒に木登りの列に並んだり、縄跳びや竹ぽっくりを手に取ったりしているたんぽぽさん。「たんぽぽの時は低いのしかできなかったけど、すみれになったら高いのができるようになったの!」と、嬉しそうに鉄棒で遊ぶすみれさん。「今度はこれやってみる!」と、トガリィからもらった挑戦カードを片手に、目を輝かせているいちょうさん。暑さが和らぎ、体を動かして遊ぶことや自然の変化を見つけることが楽しくなってくる9月、子どもたちの“やってみたい”の芽が大きく育っていくことでしょう。私たちも、子どもたちがどこでどのように心を動かしているのかを見つめ、自分で踏み出す一歩を見守り、喜びを共にしていきたいと思います。

 

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8月「ゆったりと」

新しい生活を始めて4か月間。一学期が終わります。
たんぽぽさん/今まで、何でも自分の思いのままに過ごすことができたお家での生活。そこから一変して、幼稚園では好きな遊びをしていても、順番があったり、交替しなければいけなかったり、いつも一番にはできなかったり。みんなで過ごす中で窮屈に感じること、ストレスを覚えることも多かったことでしょう。でも、最近様子が変わり始めました。
「○○くんおっはよー」名前を呼んで朝の挨拶。ちょっと照れくさいけれど、自分に向けたメッセージを伝えてくれるってとても嬉しいことのよう。笑顔がこぼれます。虫探し、砂・水遊び、おままごと。自分が安心してできる遊びを見つけられるようにもなりました。お弁当前、お帰りの時間などは、「楽しいことが始まる!」ってわかってきたのか、自分たちで椅子を運び、ちょこんと座って待つ姿も見られます。手遊びも大好き。定番のグーチョキパー、むすんでひらいて、とんとんひげじいさんから始まって、いわしのヒラキ、メロンパンください、小さな畑、UFOに乗って、キャベツの中から、バスごっこ、ブタがあるく・・・ お弁当の前には、おべんとうばこのうた、お弁当箱あけたら、1本と5本で、などたくさん手を動かしました。お帰りには、ぬいぐるみ探し(連絡ノート、上靴でも)はなはなごんべさん、たけのこいっぽん、なべなべそこぬけ、どろぼうゲーム、ルールのある遊びに盛り上がっています。みんなとするから楽しいね。だから少し待つこと、我慢することもあるんだね。毎日生活を共にする中で気がつき始めているたんぽぽさん。とても嬉しい成長の姿です。

すみれさん/図書コーナーでの積み木遊び、もりの部屋での制作と活動場所が広がり、遊びも多彩になりました。外のタイヤを運んで踏み台にし、たいこばし・鉄棒で逆上がりと活動的な姿も見られます。(たんぽぽさんもそれを見て真似し始めています)その分、片づけは大変!時間はかかっても、自分たちで最後まで頑張っています。楽しい事(おいしいところ?!)だけではなくて、それに伴うすべきことにも責任を持って関わるということを覚えているすみれさん。一年の差を大きく感じます。

いちょうさん/“トガリィに誘われての冒険”(サマーキャンプ)を終え、充実感にあふれ、また、お友達との絆が深まった様子。この活動は年長児にとって一大イベント。でも、年長になったからする活動ではなく、今まで積み重ねてきた経験や自信(みんなといるから楽しい、一緒なら安心。生活に必要なことは自分でするから大丈夫)が後押しするからこそできる活動なのです。一緒にキャンプに参加する中で、素敵な、頼もしい姿を見せてもらいました。この冒険を糧に、益々のジャンプアップを期待します。

夏休み・・・ 心と体を動かし、頭をフル回転させてきた一学期。お休み中はお家に方に守られ、包まれて過ごす中でひと息つき、ゆったりと過ごして欲しいと思います。何かをすることより、一緒に過ごせたことが大切。お休み明けの再会は、喜びと共に経験したことを持ち寄り、分かち合いたいと思います。豊かな時を過ごせますようにと祈っております

 

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7月「試す」

水筒のお茶をごくごく飲み干し汗ばむほど蒸し暑い日があったり、「ストーブ少し焚く?」と会話するほど肌寒い日があったり。寒暖差は、この時期と信州ならではの気候の特徴でしょうか。季節を肌で感じる毎日、お子さんの体調の変化にも敏感でありたいですね。

鈴蘭幼稚園は、2017年に信州型自然保育をする幼稚園として長野県から認定を受けました。神さまの創られた自然は様々。まぶしいほどの太陽の光、木々の葉の色彩、そよぐ風、鳥たちのさえずり、弾む雨音、一つずつ違う花の香り、空気、雲、気温、そして人間、命。みんな違ってみんないいものばかりです。神さまの大いなる業に感謝しながら自然を取り入れ、違いを良さとし、むしろ価値ある贈り物として受け入れ、五感を豊かに刺激する直接体験が豊富な園として認められました。ちょっと鼻高々です。

「あっ、芽が出た」“ドングリを土に植えたらどうなる?”と昨年から観察続けてきたいちょうさん。冬の間は変化なく、「やっぱりそう簡単には芽は出ない・・」と諦めかけていたようですが、5月半ばプランターにいくつもの新芽が。「トトロとおんなじじゃん!」「夢だけど、夢じゃなかった!」みたいな。園庭の片隅に植えられるかなと思案中の様子。(年中はサクランボの種バージョンらしい)

庭でみつけたアオムシ・テントウムシの他、クワガタの生態観察を始めたすみれさん。「虫同士お相撲するかな?」と試してみたい様子。その前に「持てるかな?」と先生たちはすみれさんを観察していたりして。一つの小さな命とどう関わっていくのでしょうか。

「こんなにいたんだよ」たんぽぽさんが手を突き出すので、「見せて」というと、開いた手のひらから山ほどのダンゴムシ!捕っては握り、捕っては握りを繰り返ししていたのかと思うとなんだかおかしくって。数日後、先生から声をかけられ、自分達でも考えた様子。砂遊びのバケツを、一人一つずつ持って歩くたんぽぽさんの行列がありました。今はみんな一緒が楽しいね。

たっぷりとした時間の中で、試したり、考えたりし、楽しいことをする中でお友だちと繋がり、興味や関心をとことん追求することができるこの季節であってほしいと願います。  
園長室からは、藤棚に実がついているのを発見。昨年はストーブの横に種を置き、“パッチン”実験をしたけれども、今年は、若葉・つぼみ・花・種、みんな食べられるようなので、どれか一つでも・・・試してみようかな。

文責 古川

 

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6月「関わり合う」

新しいクラスでの生活に慣れ、たんぽぽさんも一日の生活が始まりました。10連休明け、元気よく登園してくる子もいれば、おうちの方と離れられず門の前で涙する子もいました。お友達が泣いている姿を見て、「一緒に遊びに行こう」「大丈夫」と優しく声を掛け寄り添う姿が見られました。泣いていた子も気持ちを切り替えて園庭で元気よく走り回ったり、水遊びをしたり、泥んこになりながら笑顔で遊んでいます。また、連休中の出来事を嬉しそうに話をする子もいて、おうちの方と楽しく過ごせて良かったと感じました。

先日の遠足では、子どもたちと自然の中を冒険して、虫、花、風、北アルプス、動物、神様が創られたすばらしいものを感じてきました。冒険の途中、アオムシをアリが何匹かで協力をして巣に運んでいるところを発見し、「まだこのアオムシ生きているのに、アリさんのえさになっちゃうなんて、可哀想だよ…」とアオムシ心を寄せている子どもたち。少しショックを受けている様子でしたが、壮大な自然と関わる中でこうして虫たちも頑張って生きているという事を学べたのではないかと思います。自然との関わりだけでなく、人との関わり(年下の子の面倒を見る、友だちと協力して探し物をする、ルール・順番を守って遊ぶ、大人の人と一緒に遊ぶ)など、幼稚園での生活の中だけではできない様な経験も遠足を通してできたと感じます。いちょうさんは特に、冒険の途中でお散歩中の夫婦やランニングをしているお姉さんなどに会い、その都度、「こんにちは」と元気よく挨拶をしていました。すると、「鶯が鳴いていたよ」と教えてくれたり、「頑張ってね」と声を掛けていただいたり、地域の方と関わるという経験ができてよかったと思います。

6月に入るとお花が咲いたり、花の日礼拝で地域の方との関わりがあったり、梅雨の季節になり雨がたくさん降り、カエルや色々な虫たちが活動を始めたり…。ますます自然に興味を持ち、親しんでほしいと願います。子どもたちはみんな素敵な心を持っていて、その心をよく動かす事ができます。5月からの色々なものとの関わりをさらに深めていけるように、私たち教師も子どもたちとよく関わり過ごしていきたいと考えます。

文責 胡桃

 

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5月「見つけたよ」

春が満ち溢れている今、寒さに硬くなっていた身体も活発に動き出しました。入園した子ども達は少しずつ新しい環境に慣れて、入園当初、涙していたたんぽぽさんも笑顔になり、楽しそうに遊ぶ姿が見られるようになりました。さわやかな風に誘われて園庭に出た子ども達から、「先生、ダンゴムシ見つけたよ」、「チューリップ咲いたね」と、春を探す姿もあります。目に見える形、実際に触れられる物に感動し歓声を上げる子ども達。これからたくさんの物を見つけ、いろいろなことに気づいて、感動していくことと思います。

鈴蘭幼稚園に入園して、イエスさまの存在を知った子ども達。初めは、教師や友達を見て、小さな手をくみ、「ちいさいおててをくみあわせ・・・」と讃美歌を歌ってから、お祈りが始まり、「アーメン」と言ってお祈りが終わります。目を開けた子ども達の表情は明るいです。その時により、お祈りの内容は違いますが、心を込めてお祈りします。讃美歌、お祈り、聖書のみ言葉を、聞くことを通して私達は神様と出会います。それは、目に見えるものではありませんが、お祈りをするという体験を重ねることで、神さまを身近に感じていくのだと思います。神様がいつもそばで見守って下さっていることを心にとめて、子ども達と日々を過ごしていきたいと思います。

もうすぐ長い連休を迎えます。入園された子ども達ばかりでなく、在園児も、おうちの方々も、4月の疲れや緊張がたまっていることと思います。どうぞ御家庭でリフレッシュをして、5月に元気な姿を見せて下さい。また、新たな「見つけたよ」の声が聞かれることを楽しみにしています。

文責 駒村

 

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年主題「ことばに満たされて ~ひびきあう~」

今年の年主題は、「ことばに満たされて ~ひびきあう~」です。幼稚園にいると、泣き声が聞こえればもちろん、少し強い口調や尖った言い方、怒鳴り声がすると、皆がはっと足を止め、その場に駆けつけます。また、反対に笑い声、楽しそうに会話をしていると、これまた子どもたちは敏感。「何話しているの?」とおもむろにお部屋をのぞき込み問いかけます。子どもたちは、「ことば」を音声としてだけでなく、気持ち、表情・眼差し・ぬくもり・声のトーン・リズム・その場の雰囲気を、そして互いの関係性をことばの中から五感全てを使って感じ取っています。そう思うと、私たちは日頃子どもたちにどんなことばを、どのように投げかけているのかなと、背筋が正される思いです。

ことばによって得られる、気持ちが通じ合う経験、ことばが無くても、言いたい思いを受けとめられる安心感、上質なことばを投げかけられて得られる自信や達成感・・・
ことばに満たされて、子どもたち同士、そしてお家の方と、保育者と、皆がひびきあって、美しいハーモニーを奏でるように毎日を生活していきたいと思います。

「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」ヨハネによる福音書1章1-5節
礼拝は、神さまがくださることばが吹き込まれる時。みことばに触れながら、神さまの恵みに触れ、神さまに生かされていることを感謝する時です。「神さまが一緒で嬉しいな」そんな礼拝となりますように、“ことば”を大切に子どもたちに渡すことができたらと思います。

『うつくしいけれど トゲのある ばらのようなことば
ありふれているけれど うれしい シロツメクサのようなことば』
ことばのかたち・・・おーなり由子作より

月主題 4月「ありのままで」

一人ひとりの子どもたちの表情・仕草・つぶやき。ありのままの姿から、「今この時、どんな思いをもっているのかな」その全てをまず、受けとめていこうと思います。添えることばが必要だろうか。いや、思いがあふれだすのをちょっと待ってみよう。一呼吸置く時も必要。心地よく安心して過ごす園生活を心がけたいです。

今年度より、すずらんだより巻頭言を、学期初め・学期終わりは園長が、その他の月は、教師それぞれが担当することとなりましたので、よろしくお願いいたします。

 

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